唐十郎氏はかっこいいなー。
 ワタクシが唐十郎氏を初めてカッコイイと思ったのは、確か中学2年の時だったものだよ(だいたいこの頃くらいから方向性を間違えていた)。
 唐十郎。唐十郎。だってほら、名前からしてカッコイイ!
 
 ふとそんなことを思い出したのは、昨日久々に訪れたじんぼー町の古書店で、状況劇場の大変素敵なポスターをいくつも見たためだ。
 ポスターが芸術だった頃。芸術がポスターだった頃。
 価格は3万から4万。それだけの価値はある。
 ただ、何しろ大きいもので、買ったら家の中が状況劇場になってしまう…

 古書店で古い紙に埋もれる。
 誰かの手元にあって、誰かがさんざん手にして、空気と日光にさらされて、ほこりにまみれて、そうして熟成した紙とインクの文字が「時代」ってもんを運んでくる。
 これは書物の魔術だと思う。
 じんぼー町に対して、なにやら魔術めいたイメージを抱いてしまうのは、このせいかもしれない。
 
 いやそれにしても久々にデートした方(♀)と待ち合わせて、挨拶も近況報告もそこそこに古書店に入り、1時間半も2人して黙々と立ち読みし続け、「書物の魔術にかかる愉悦」に浸りまくったという…おそるべしじんぼー町!

コメント

Aimee
2011年2月22日23:45

> 買ったら家の中が状況劇場

いいですね、玄関開けたら紅テント(笑)

準カカオ純
2011年2月24日21:29

>Aimee様

 確かに、最高の気分転換になるかと!

 しかしだんだんとポスター世界に蝕まれていって、「部屋の中は実は台東区だったのだ!」的なことになり、ぐるぐるしちゃったりして。 
 
 

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索