夜中になると本棚をゴソゴソしはじめる。
 多分、ストレス解消というか気分転換なのだ。

 20年くらい前に購入したこれを引っ張り出す。
 挿絵がなかなか素敵なのです。


 今日はビアズリーのお誕生日なのですって。
 
 この挿絵も、世紀末風で素敵。おそらく、ビアズリーとかその辺りの影響を受けたのだろう。

 挿絵は「水谷爾保布」という人によるもの。
 確か「人魚の嘆き」が発表された当時、大正6年(1917年)、この挿絵がエロティックで不謹慎だ、と叩かれたという話を何かで読んだような。記憶違いかも。

 ワタクシは「魔術師」の挿絵の方が好きだなぁ。同じ水谷氏によるものだけれど、陰鬱さが面白い。



 ところでこの文庫、今、500円?! すごく薄いのに!
 ワタクシが購入した8版(1989年)なんて270円ですぞ!

 書籍の価格破壊とかデフレとかって、無いもんなんだな。
 漫画もどんどん高くなるし。
 そもそも、書籍の価格ってのは、他の品物の価格設定と違うから仕方ないのか。

 そうなってくると、やはり他のものがおしなべて安価になってきた時、どうも本が高い、じゃ、買わない、読まない、ということになるのかな。
 
 
 ワタクシは活字支持者で、かつ熱狂的な紙媒体支持者なので、そこらへんのことを考え始めると夜も眠れなくなるのでやめる。
   
 そうでなくても眠れないのに。

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