江國香織さん作品「思いわずらうことなく愉しく生きよ」は、数ヶ月前に連続ドラマ化されていて、ちょっと見たりしていた。
 
 ドラマではさらっとしか描かれていなかったが、女3姉妹が、父親の出て行ってしまった後、母親だけが暮らす実家に集まって…つまり女4人が集まって、あれやこれやとするシーンがあるのだけれど、なにやら美味しそうなお料理やお菓子が登場していたので、あぁきっと原作には、そこら辺がもう少し詳しく描かれているのだろうなぁと感じたものだ。

 で、原作を読んでみようかとも思ったが、なぜか現代の小説の類をあまり読まない(読めない)ので、まだ読まずじまい。

 
 あまりウンチクが押し付けがましいような作品は苦手だけれど(漫画「美味しんぼ」は特別。あれは全く問題ないのです)、小説、文学世界の流れに上手く溶け込んでいるのならば、お料理の味わいだけでなく、レシピや作り方が描かれている作品はわりと好き。

 現代の小説は良く分からないけれど、谷崎潤一郎作品には、よくお料理の話がでてくる。
 それは谷崎先生自身が大変な美食家だったことに由来するわけだが、さすがに谷崎先生が描くと、お料理やお菓子はどこかしらエロティック。
 日頃はつい忘れてしまっているが、食事が官能を伴う行為であることを思い出させる。
 

 あれ、何のハナシだったっけ?
 あ、そうそう、お料理の出てくる小説。
 で、それがどうしたって?

 食欲と読欲の秋がきたので、そうした作品を読みたいなぁと思っているのだ、というメモ。


 で、阿川佐和子さん著書「スープオペラ」購入。
 これは映画を先に見て(DVDにて)、原作を読んでみたくなったので。
 ワタクシにしては珍しい展開。

 
 あぁそうか分かった、何か丁寧に作られた美味しいものを食べたいのだ!
 鶏ガラ買ってこよう。うん。

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