見仏記20周年記念で、出ました!「見仏記ガイドブック」!
 立ち読み。
 うーむ、欲しい。
 
 いやそれよりも、とりあえず見仏記を全部揃えるところからスタートだな。


「見仏記」を初めて知ったのは、高校生の頃、大好きだった友達が教えてくれたからだ。

 「ねぇねぇカカオさん! ケンブツキって知ってる? 見物じゃないよ、見る仏と書いてケンブツだよ。みうらじゅんといとうせいこうが仏像を見て旅するやつ。きっとカカオさん、好きだと思うよ。」

 その子が、スライドショーも教えてくれた。
 そのほかいろいろたくさん。 

 そうそう、ワタクシはその子が大好きだった。本当に好きだった。
 かわいいとかそういう「いつものよこしまな理由」ではなくて、性格も生き方もセンスも大好きだった。

 いとうせいこうと伊藤晴雨の違いについて語り合った。
 本と漫画と音楽と美術と映画と演劇などについて語り合った。
 話は尽きることがなかったし、いつまででも話していたかった。

 お酒を飲める年齢になったとき、初めて二人でお酒を飲みに行った。
 映画好きのマスターがやっている映画バー。
 天地がグルグルするまで飲んだ。
 その子の知り合いの映画監督の事務所に上がりこんで泊まった。
 
 …その後の記憶がなぜかないのですが(笑
  
 今でも、会いたいなぁ、と思っている。

 あら、ハナシが横道にそれました。
 
 あ、ね、欲しい本のこと。
 欲しい本がたくさん。
 今日も本屋の帰りに思ったのだ。
 やはりワタクシにとって秋は「読欲の秋」であると。
 
 そして、「やたらに物思いの秋」であると。

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