ヤングエンノ

2012年11月26日 読書
 ここのところずっと、文庫「見仏記6」を通勤途上に読んでいる。
 面白いのでついじっくり読んでしまうのと、途中で笑いそうになるので何度も読むのを中断するので、まだ読み終わらない。

 今日は、みうらさんが、若めの造りの役行者の像を「ヤングエンノ」と呼んだところでニヤニヤしていまい中断。

 
 ありがたい仏様、仏像に対して、ギラギラとした視線を遠慮なく浴びせ、興味本位で近づき、あげくの果てに「ヤングエンノ」。

 しかし、これを「不謹慎」と言うだろうか?

 みうらさんといとうさんのお二人には、心底からの「愛」がある。
 愛があるから、愛が溢れる。
 
 
 ふと思ったのだが、小学校や中学校や、あるいは高校の、歴史や社会科の勉強って、本来、ここを目指すべきものなのではなかろうか?


 古来からの物事の、カッコよさ素敵さ美しさを興味本位でよいから、不謹慎だっていいから、どんどん近づく。
 良い点ばかりではなくて、ダメな点があるなら、そこんところもどんどん近づく。
 そうしているうちに、きっと至るのだ、深い深い愛に。
 
 
 …いやね、「ヤングエンノ」だなんて、笑ってしまうからもう困ったよ、というだけのハナシ。 

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