昼休みに本屋で

2015年1月26日 読書
 泣く。
 泣くったって、じわっと涙が溢れそうになった程度だけれど、確かに、泣いた。


 「SWITCH」最新号は写真の特集。荒木経惟氏の表紙と特集。
 これがねぇ、グッとくるんだ。 
 なぜだろう、とても不思議。
 荒木先生の写真を見ると、いつも「写真の不思議」を感じる。
 特別に感情移入なんてしていないのに、荒木先生の撮る風景がひどく切なく、胸にグッと迫ってくる。



 うっかり涙が溢れそうになったのにはもう一つ理由がある。
 書店の売り場における何かの本かDVDの宣伝で、テレビCMの「そうだ、京都行こう」ですっかりおなじみになった「my favorite things」が流れていたのだ。
 これはこの数週間の間、確かずっと書店の一角で流れ続けているのだけれど、いくら好きな曲とはえ、もはや単なるBGM、さほど気に留めていなかった。



 「my favorite things」と「アラーキーの写真」の両方が、思いがけず一度にワタクシの中に入って来た時・・・・・・・・・
 いやだ、なんだかやけにセンチメンタルな人みたいだ。
 

 思い当たる理由なんてなくても、ふと涙が溢れちゃう。
 写真や音楽の不思議。
 写真や音楽のチカラ。
 それらに揺すぶられる心というもの。

 面白くて人間やめられません。
 
   

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索