そういや芸談ってを最近は見聞きしないなぁ、と思っていたら、今年の初めに、芸談を集めた本が出ていた。
 今日、見つけて、立ち読みした。
 著者は40歳台半ばの、いわば若手の大向うさん。この試み、素晴らしいです。

 役者さんの芸談が面白いのは、演目やお芝居の秘話や真髄に触れるというだけではなく、それらが人生そのものにも応用できるところ。
 おお、なるほど!と思う。
 つまり、それだけ深いのだ。芝居というものは。演じるとうことは。

 で、どちらかというとこの本は、人生訓としても読めるような、いわばまっとうな感じの芸談の集大成で、大変勉強になる、という本。
 あ、タイトルにありますね。
 「学ぶ、演じる、育てる」


 歌舞伎、楽屋裏的な芸談というかエピソードも好きなので、そうしたのを集めた本も出ないかなぁ。
 ライバルの役者さん同士が、舞台の本番で相手をやりこめたり。やりこめられて仕返しを、劇場のお風呂場でしたり、とかいうの。
 こんな稽古をしていたとか。伝説みたいな話。
   

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