蜜のあわれ

2016年1月20日 読書
 映画になるんですって。春に公開だったかな?

 
 本を抱えてウロウロしていることが多いので、職場の上司に「文学少女」と言われたことがある。
 
 内心、笑うのである。
 
 小説なんて全く読まないよ。
 実用書か新書か、そうしたものばかり。

 小説を読むとしたら、こうした、今となっては古い時代の「近代文学」や古典は読む。
 だけど、流行作家の小説などは、全く読まない。

 古い時代のは、完全に自分の現実世界と切り離して、純然たる娯楽とし読めるから、読める。浪漫がいっぱい。大好き。美しい。


 流行作家の小説などが読めないというのは、かっこつけて、こだわりがあるわけではなくて、むしろコンプレックス、「読めない」のです。
 脳が、心が、受け付けなくなっちゃった。


 こんな、ほんのささいなことだけれど、私の失ったものの1つ。
 大きなものを得たら、自分の気が付かない部分でも、たくさんの小さなことを失ったのかもしれない。 

 それでも、かまわない。

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