ちゃんと真面目に生きなくては、と思い、そのように心がけ、日頃はきわめて温厚に、もはや仏の域。

どんな時も微笑みをたたえ、沈着冷静。

きっと、それでいいのだと思う。

でも、そんな、解脱したみたいな状態ってのは、老境に達してからでもいいような気もする。

しかしながら、人間、いつ死ぬか分からないので、人生の終盤を仏状態で、という前提ならば、常に、そうでなくてはならぬ。


とか、うだうだ考えること自体、やっぱりもうどうしようもなく真面目なのだ。
それで、息苦しくなって、しんでしまいたくなることがある。

大きな大きな大きな矛盾。

で、しんでしまいたくなるのを回避するために、「ちゃんとまじめに」と正反対のことをしてしまう。
それも、躊躇しないで。
(あ、くれぐれも、犯罪とかではないですので。)

これはあるとき、かれこれもう、けっこう前、自分の心身を守るため、大げさに言えば命を守るために、リミッターがどっか行っちゃったみたいなんですよね。


だからすみません。
だからすみません。

と、あんまりすみません、と思わないままそう呟いて、まじめでないことをまじめに一生懸命やって、今日も明日も、ちゃんとまじめに生きて行く。

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